最新作『無人地帯 No Man's Zone』(2012)
〜福島第一原発事故、失われゆく風景、そこに生きて来た人々〜
第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品

4/23/2009

里程標 - あるいはひとつの終わり、そして始まり


ロバート・クレイマー&ジョン・ダグラスのマイルストーンズが、今週の土日に東京日仏学院で上映です。

 2009年04月25日(土) 10時30分
 2009年04月26日(日) 13時30分
 東京日仏学院・エスパスイマージュにて
http://www.ifjtokyo.or.jp/agenda/evenement.php?evt_id=1437
http://www.ifjtokyo.or.jp/agenda/evenement.php?evt_id=1438

昨年のカンヌでお披露目された35mmの修復版だそうで、必見。




しかしアメリカ映画なんだけどね。70年前後のアメリカのある世代の挫折と再生を見事に捉えたすばらしい “青春映画”。



「『マイルストーンズ』は火=空気=土=人間だ。70年代のアメリカを見つめると同時に、過去へ、そして未来へと旅する。これは再び誕生することについての映画だ―思想が、顔が、映像が、そして音が再び誕生することについての」
−−−ロバート・クレイマー


拙作『ぼくらはもう帰れない』(2006)も今企画準備中の大阪で撮ろうとしている映画も、集団即興という方法論からして、早い話がこれとクレイマーの前作『アイス』のパクり? 大阪でやる方はむしろ『アイス』に近い映画になるかも知れませんが。

生前のロバートとのインタビュー:
 http://www.boid-s.com/talks/56.php
 http://www.boid-s.com/talks/55.php
in memorium robert kramer (1939-1999)



あと今週土曜まで、アテネフランセ文化センターで、『フィールド・ダイアリー』『ラシュミア谷の人々』『殺人の闘技場』など、イスラエルとパレスティナの軋轢の本質を通して国家・民族に必然的に内包する矛盾そのものを底意地悪く(^^;)えぐりだす「イスラエルの山賊」アモス・ギタイの、ドキュメンタリーを特集上映中です。

4月23日(木)
14:00〜「ラシュミア谷の人々ーこの20年」(180分)
17:40〜「家」(51分)
19:00〜「フィールド・ダイアリー」(83分)

4月24日(金)
14:50〜「戦争の記憶」(104分)
17:00〜「殺人のアリーナ」(83分)
19:00〜「エルサレムの家」(89分)

4月25日(土)
14:30〜「オレンジ」(58分)
16:00〜「ラシュミア谷の人々ーこの20年」(180分)

ラシュミア谷の人々 - この20年 Wadi Grand Canyon (1981-1991-2001)

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